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オリジナルの連載小説や小話、詩などを書いています。コメントくださると嬉しいです!! アンケート作りました。宜しくお願いします!!!
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「ねぇ。」




「何。」




「この人生飽きたんだけど。」




「知らないわよ。」




「毎日毎日同じことの繰り返し。」




「……………。」




「優劣ばっかつけて、順位競ってさぁ。」




「………………。」




「あたしらは、大人(あんたら)の自慢するだけのお飾り人形じゃないっての。」




「しょうがないんじゃない?それが大人なんでしょ。それと私をかってに数に入れないで。」




「あたしらもいつかあんなんになると思うと鬱だよなぁ。」




「だから、勝手に数に入れないでってば。まぁ、このまま年齢を重ねていけばそうでしょうね。」




「なんだよぅ、冷たいなぁ。」




「………はぁ。結局あんたは何が言いたいの。」




「こんな先が見える人生飽きたなぁって。」




「結局最初に戻るのね。」




「…………ツマンナイナァ。」




「……なら、あんたが何か始めれば?」




「ふぇ?」




「あんたが自分で何かしら行動を起こせば、あんたは詰まんなくないでしょう?」




「ああ、そうか。それがあった。」

 

さぁ、暇つぶしを始めよう
(さぁ、そうと決まればお互い帰って荷物を纏めねば!!)
(え、私も行くの?つか、どこ行くの?)
(え、行かないの?旅に出ようかなと。)
 

―――――――――――――――――――――――――――――――――
セリフだけ。
案外、情景や心情がでてこないので難しい……。
キャラの雰囲気出せたかな…?
ぶっちゃけ、タグが使いたかっただけだったり。

 

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見えることだけが全てで


見えないものになんて構っていられない


だからどんどん見えるものだけをみて走って


どんどん袋小路に追い詰められて


上(空)以外見るものなんて無くなって


だけど上さえも閉じられて


闇を見るしかない


見えても見えなくても


結局は一緒で


自分を苦しめてるだけなんだ


―――――――――――――――――――――――
なんだかもやもやしてる


「良い仕事がある。」


そう友人に言われたのが始まりだった……。


金に困ってた俺は友人の後を疑いもなくついて行った。
だが、目的地について早々誰かに殴られ意識を失って気がつけば全てが終わって
いた。
そう、全てが終わっていた。
俺は、人体実験をされ狼の組織を入れられていた。
だが、他の合成獣(キメラ)とは違い耳も人間のものの形のままで尻尾も生えておらず、毛の濃さも変わらなかった。
そのままでいれば人間だと疑わない容姿。
いや人間にしか見えない容姿。
殺戮衝動が芽生えるようになったとか、爪が異様に尖っているとかもなく、人間
のまま。
研究所はそんな俺を失敗作として丸裸の状態で


捨 て た 。



そう、捨てた



『捨てられた。』そう理解した瞬間、俺の意識は途切れた……。



気が付けば手には朱が付いており、俺を捨てに行った研究員達はただの肉塊とか
していた。
成功していたのだ。
アイツらの実験は、真の意味で成功したのだ。
『人間の容姿のまま動物の本能で殺戮を繰り返すモノ』
一回だけみたことのあるアイツらの研究書。
そこにはハッキリとそう書かれていた。



つまり、



俺は



実験の



『成功物。』



それがバレれば連れ戻されるのは目に見えた。
もう、あそこには戻りたくない。いや、戻らない。
そう決意し、肉塊とかした研究員だったものの服を身に纏い俺は研究所の敷地か
ら抜け出した……。

研究所を抜け出したのは良いが、直ぐに、埋め込まれた狼の遺伝子の反動で、我
を忘れ人を殺し囚人として投獄された。
それから10年の月日が経った。
正直、よく此所まで保ったと思う。
この10年、外界からは隔離され、情報すら貰えず、手や足の枷が外れることはな
かった。
さらに飯はカビの生えたパンと味のしないスープ。
人の良い看守のお蔭で飯にありつけないことはなかったが、もうこんな風に生き
るのは嫌だった。
だから、
だから
抜け出すと決めた。
抜け出すと決めるまでのこの10年間良い事といえば人の良い「ボブ」が看守だっ
た事ぐらいだ。
ボブは外の情報を教えてくれる、唯一の情報源でもあった。と、言ってもほぼ自
分の娘の話ばかりだったが。
それでも、外で何が起きているのかはいくつか教えてもらった。
俺の他にも獣人が捕まっただとか、違法研究をしていた所が摘発されたとか。他
愛もない話だったが、色々なことを話してくれた。
だがそれも今日で終わり。
これだけは、本当はやりたくなかった。
この10年間、わけのわからない薬を打たれ「アイツ」に変わることは無かったが、娘の誕生日で浮かれているボブは規定の時間に薬を打ち忘れた。
大分後に薬を打たれたが、もう遅いらしい。
10年間ずっとだしてもらえなかったからだろうか、抵抗が激しく、中にいるアイ
ツを押さえられそうにない。



だから、


今日、



脱獄する。



幸い、ボブによれば今日は一日曇りらしい。
姿を見られることは少ないはずだ。
ならば、アイツになった時にでもフェンスを破って逃げ出してくるれば万々歳だ

――俺は、そこまで考えると意識を無くした。


夜になれば昼にもまして煌めいて、賑やかさを見せる繁華街



だからこそ、表の煌びやかな世界に隠れるように、一度裏道に入れば、欲望、嫉妬、絶望、全ての闇がせめぎあいかき混ざっているまるで別世界の裏の世界が顔を出す。



これは、そんな闇を持った人間たちの話。



道案内は闇に溶け込む白い猫。




――チリーン……




道標は鈴の音




――チリーン……




ほら、着きましたよ。



                                    ――ニャーォ……






ようこそナイト・バー「ダーインスレイヴ」へ




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
この題名の「サイド・カー」はカクテルの名前です。結構度数の強いカクテルです。
バーの名前は北欧神話の伝説の武器の名前から取りました。その刀身に血がつくまでは鞘には戻らないと云われている魔剣です。
これは、まぁちょっと不思議なお話です。
ホラーなようなファンタジーのような感じです。
これはまぁ、本当に読んでからのお楽しみってやつですかね。



上を見上げて


空を睨んで


あいつの顔を思い出して


気持ちを声に乗せて


叫んで


大声で


大声で


泣くんだ

――――――――――――――――
親と喧嘩で苛苛。

 

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