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息をする。


はくのを忘れるぐらいの息をする。



このまま酸素に溺れてしまえばいい。



そう思いながら息をする。



肺がギシギシとうるさい



目の前がチカチカトまぶしい



そこでやっと息を吐く。



ぶはっと肺が生き返るのを感じる



私は生きている。




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お久しぶりです。
何が言いたかったというと最後の一文だけです。


ここで言えばいいんだけどね!!
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「ねぇ、人ってこの高さからだと何秒で下につくと思う?」







彼女はいつもと同じように僕に問いかける






「人ってねけっこう脆いのよ」






いつのと同じフェンスの向こう側で







「ねぇ、人ってなんなのかしらね?」






いつもと同じきれいな微笑を浮かべながら







「ねぇ、どう思う?」







そういっていつもと同じように空へと一歩踏み出すんだ




 

Shi  can  fly  !!


(僕はそう信じていた。)

―――――――――――――――――――――――――――
お久しぶりです

そんな久しぶりの更新がこれ。

なんとなく頭に浮かんだものをそのまま書いただけというなんと突発的なww


なにはともあれ、今年も一年よろしくお願いいたします。

 


 


『賢く』

 

 


『美しく』

 



『お淑やか』

 



そんな淑女三拍子を揃えた姫様は国のシンボル。
そんな姫様が消えてから11年……、私も姫様と同じ17歳になった。

 

「あーあ、私も今日で17かー。」


「なんだレイリーン、随分と嫌そうだな。」


「当たり前じゃない。」


「?だって『DP』に参加できるだろう?」


「それが嫌なの。」


通称『DP』正式名称は『Destined Princess』
姫様がいなくなった11年前から毎年17になった乙女(処女)は姫様候補として試験を受けなくてはならないという規則ができた。
この規則は絶対で逆らえば国外追放は免れないだろう。
いや、それなら良いほうかも……、最悪極刑かもしれないし。
それに、私たち人魚は14、5歳が嫁ぎ時。17歳は所謂、嫁ぎ遅れなのだ。そのため、DPに出るという事は、まだ嫁いでないですよー。と公言するようなもので、恥なのだ、恥。
隣で喋っている幼馴染のシンドゥルーイにだってシャロンという奥さんがいる、15歳の。しかもトビっきり可愛い。こんな平凡グラフまっしぐらの男には勿体ないくらいだ。


「それに、あれは姫様の変わり身。ただの人形と一緒じゃない。」


そう、所詮この試験は姫様の変わり身を探すこと。
姫様として会議に出たり(座ってればいい)、年に1度のお祭りで国民に歌を聞かせたり(口パクでいい)、要は姫様はちゃんとこの国にいますよ。と、国民を安心させるため。
そして、他の国に飲み込まれないための、示しでしかない。
そんな試験嬉々として受けたがる娘達の気持ちがわからない。
2、3年前の試験では男が女装して受けたという話も聞く。勿論、その男は国を追い出された。
その時はさすがに耳を疑った。そんなリスクを背負ってまで受けたいものだろうか…。

 

「まあ、言われればそうだよなー。シャロンに受けさせなくて良かった、うん。」


そう、言って、シャロン、基奥さんの惚気話を語ろうとするシンドゥルーイに一発入れようと構えた瞬間


「あら、でも特典はかなり魅力的よ。」


「……ヴェレーナ。」

いきなり聞こえてきた声に後ろを振り向けばもう一人の幼馴染がいた。
そう、彼女が言ったとおり特典はかなりおいしい。
姫様の変わり身といっても王族の一員になるのだ。
しかも、国王である女王の娘。
王位継承の第一位になるのだから、正真正銘「時期国王」だ。
その代わり色々な制約がある。
マナーに言葉使い、挨拶の仕方なんかは勿論、手の振る角度なんかもやらされる。


「でも、好きなところに行けなくなるし、家族や友達にも会えなくなるのよ?」


そう、王族になるということは今までの家族、友人を捨てるということ。
勿論、家族にはそれ相応のモノが与えられるらしいけど…。


「あら、それでも家族を養えるのだから良いじゃない。」


「………私はイヤ。」


ヴェレーナはそう言うけど、私は家族やシンドゥルーイ、ヴェレーナ達に会えなくなるのは絶対にイヤだもの。


「はぁ、……レイリーンも馬鹿よね。」


いきなり溜息をつかれて罵倒されても反応に困ってしまう。
しかもバッサリと言い切られた。
……うん、こうグサッとくるよね。


「いきなりそんなこと言われても……。」


「バカよ。あなたは、バカ。大馬鹿者のレイリーンよ。」


「そんな何回も……。」


そう言いつつ彼女の前じゃ語尾が小さくなっていく自分が情けない。
今、毒舌を披露している彼女は、ヴェレーナ。
たぶんこの国で一番モテているんじゃないかと思われる女性だ。
パッと見、スレンダーに見えるが出てるとこ出て、引っ込んでいるとこ引っ込んでる無駄ない所謂ないすばでぃな体型、肌は病的な白さではなく程よい感じの白さ、それにゆるくウェーブのかかった腰まである黒髪が良く映える。
そしてその色気といったら、お前は本当に私と同じ17歳なのかと思ってしまうくらいだ。
例えるならあれだ、黒髪のヴィーナスといったところだろうか。
そんな彼女なのだから言い寄られている数は少なくない。
15歳を過ぎてもその数は減るどころか、増えているくらいだ。
そんな彼女が誰とも結婚せず純潔を守っているのはあの『DP』に出る為だったりする。


「そんなに『DP』に参加するのがイヤならなんでさっさと結婚しなかったのよ。」


そう正論を言われてしまえば言葉に詰まってしまう。


「そうだよなー。【歌姫】のお前ならいくらでも縁談があっただろ。」


さらに、シンドゥルーイにまで同意された。
く、屈辱……。


「そりゃあ、そんな感じのものはあったけど……。」


「あったけど?」


「彼が好きなのは歌っている私であって、私自身ではないもの。」


ある時から不本意ながら【歌姫】と呼ばれるようになった私にも確かにそんな感じのものはあった。
でも、


「歌っている私しか知らない人と付き合いたくなんてない。」


そうハッキリと断言するとヴェレーナは呆れた顔で、シンドゥルーイは驚いた顔でこっちを見ていた。


「……何よ。」


「いやいや、案外ちゃんと見てんだなー、と思って。」


「私が世間知らずだとでも言いたいの?」


そうニッコリと笑ってシンドゥルーイに向かって再び構えると、頭をクシャッと撫でられた。
それに、思わずヴェレーナの方を向く。


「ま、あんたの好きにすれば良いんじゃない?まだ『DP』には一応半年あるんだからさ。」


「……そうだね。」


思わぬ行動に、さっきの怒りはどっかに吹っ飛んでしまった。
でも、なんだかんだ言って心配してくれる二人に嬉しくなって、クスリと笑った。


「どうしたの?」


「ううん、何でもないよ。……私ね恋をするなら『人魚姫』みたいな恋がしたいんだ。」


唐突に話し出した私に二人は今度はいきなりどうした、といった顔で見てくるのがますます可笑しくてクスクスと笑ってしまう。
 

「だってね、泡になってもいいと思うくらい愛し合うのって素敵じゃない?」


そう言って二人にね?、といえば二人とも呆れたような顔をしていた。
………夢ぐらいみったていいじゃない。


「何処かの遠い国の物語の『人魚姫』。そのお話みたいに泡になってもいいと思うくらいの恋をしてみたいじゃない?」


そう言った時の二人の微妙な顔はずっと消えない気がした。


――――――――――――――――――――――――――――――――――
書き直したー!!
といってもあんまり変わってないという事実…
でもこうしないと、次が、次が書けない・・・!!
きっと今度は「GOD children」あたりを書き直す予定。
あ、リンクにはってある「行動制限」が今度からの新しいブログです。
「奈落のマーメイド」は引っぺがしちゃってください。

 




――チュンチュン、チチチッ




ふっと耳に入ってきた鳥の声に目が覚めた。


一番初めに目に入ったのは、いつもの無機質な灰色の空間ではなく、暫く見ていなかった新緑。
久しぶりの景色に無意識のうちに手を伸ばしていた。
その時、視界のはしに写った赤に思わず身体を起こし、自分の状態を確かめる。
元々、ボロボロの服はさらにボロボロになり、手首と足首には引きちぎったであろう枷と鎖、そして手は固まった血で赤黒く染まっていた。


「っ!ゲホッガハッ!」



瞬間、ひどい吐き気に襲われた。だが、吐くものの入っていない胃はしょうがなく胃液を送り出す。咽の奥がヒリヒリと痛い。


こんな咽裂けてしまえばいいっ


そう思い無我夢中に咽を掻き毟ってみるが、自害しないようにとキレイに丸く切りそろえられた爪では血が滲むだけだった。
掻き毟ったときに爪から剥がれ落ちた血の塊が目に入ると今度は後悔の念が込み上げてきた、頭によぎるのはこれがボブの血ではないかという最悪の考え。
その手を睨みつけながら、せめて「アイツ」の方の手なら…、そんな考えが頭を一瞬よぎるが振り払う。「アイツ」である部分が少しでも外に出れば自我を保てないことぐらいわかりきっている。
ここまで考えれば嫌でも理解する。


「俺は死ねないのか……。」


思わず声に出してしまうとやけに響いたように聞こえた声にさらに絶望した。
「アイツ」になるわけではないが、身体が耐容するために細胞の構造が数段あがっている肉体にそこらへんにある普通の刃物が貫けるとは思えない。
そうなると、必然的に死ぬことができないのがわかる。
スッと力を抜きドサリと草に体を預けた。
生い茂った葉の隙間から見える空を見ながら思う。


このまま朽ちていくのもいいかもしれない。


思った瞬間に浅はかな考えに嘲笑した。
「アイツ」が体の中に居るだけでそれはできない。
この体が朽ちようとすればその前に生存本能の強い「アイツ」が出てきてまた人を襲うだろう。
そうなったらまたあの灰色の世界に逆戻りだ。


結局、どうすればいいんだろうか……。

俺はそこまで考えると眼を閉じ、明日からどうするか考えながら、またこの血がボブの血でないことを祈りながら森の中で眠った。


―――――――――――――――――――――――――――――――
やっほー!!久々の更新だぜぃww
連載関係もうすぐ1年ぶりになるところだったww
ギリギリ11ヶ月ぶりです!
今度の話である意味この連載のヒロイン(?)がでるはず。
うん、頑張ろう。
あ、連載関係(特に『空に恋して』)結構書き直すかも。
今の文体と全然違う感じになってきてしまったもんで。
書き直しつつ連載も書いていければなぁ……あは☆
以上、疲れでテンションがおかしい管理人でした!
あ、日記のブログできたら変えます。
メアド変えたらログインできなくなったww(放置のし過ぎです)



――ゴーン


――ゴーン


神社にお参りに来てみれば、除夜の鐘が聞こえる。

ふぅ、とはいた息は白く今がどれだけ寒いかがわかる。

ダウンコートに手袋もマフラーも帽子も装備してきたけれど顔だけはもろに空気中の冷気を浴びる。


寒い……


マフラーになるべく顔を埋め、手を頬に当てる。

そこまでやってもやはり寒い。


甘酒でももらってこようか……


そう考えるが、今まで頑張って並んできたんだ、今更最後尾には戻りたくない。

一時間前には神社に並びに来たはずなのに、鳥居はまだ見えてこない。


あー、ここ村唯一の神社だっけ


今年、いやもう去年か、ここの小学校に赴任してきたため今までの学校を離れこの村に越してきたのだ。

正直、3年しかいなかった学校だが、3年間教えてきた子供たちと離れるのは悲しいものがある。

学校から離れるとき子供たちに泣きつかれ、携帯の連絡先を教えたのはまだ鮮明に覚えている。

教えた子供たちの顔を思い出していると、いつのまにか鳥居が見えてきた。

村と称しているくせに無駄に人口の多いここには、神社が一つしかない。

――ゴーン

――ゴーン

神社が近くなるにつれて除夜の鐘の音も大きく聞こえてくる。

まあ、お寺は神社の裏にあるのだから当たり前だが。

そんなことを考えながら鳥居をくぐれば後少しだ。

参拝が終われば、甘酒と蜜柑が待っている。

そう思いながらポケットにいれておいた五円玉を手に取れば前の人が参拝を終えた。

前の人が完全に退いたのを確認して五円玉を投げ参拝する。


ここの学校でもうまくやっていけますように。


そう願いをこめ、千両箱の前から退き、甘酒をもらいに行く。

――――ピローン

参拝を終えてすぐ突然なった携帯の着信音に驚く。


こんな時間にいったい誰?


少し不審に思いながらもメールボックスを開いた。


「ふふ。」


確認したメールに驚いたが思わず笑いがこみ上げてきた。


「さぁ、あの子達に負けないように頑張らないとね。」

甘酒をもらおうとした足を方向転換し家路につく。


自分よりもまだまだ、小さく元気に遊ぶ子達に負けないようにしなくては、


そう、神様に一つ増えた願い事頼みながら……

 

A  HAPPY  NEW  YEAR!!
先生元気ー!?私たちは元気でーす!!

――――――――――――――――――――――――――――
最後の青文字は前に教えていた生徒たちから来たメールの内容だったりします。
これにクラス全員の写真がついている。的なことを考えながら打ってました。その写真をみて先生は笑ったわけですね。

 

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