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僕が久しぶりに任務から帰るのと入れ違いに任務で出ていく君がいた。



「やぁ、姫はこれから任務かい?」


『あっ、恭弥さん!』



笑顔で僕の所に駆けてくる君が愛おしくて


「また、入れ違いだね。」


『そうですね。』


少しでも一緒にいたいと思う僕の心が


「恋路の邪魔をする奴は馬に蹴られるて死ぬって綱吉は習わなかったのかな。」


『クスクス、ボスだってきっとワザとじゃないですよ。』


普段は誰ともしない会話さえ楽しく感じる。





だけど、




「じゃぁ、また。今回は早く帰ってきてよね。」


『ハイ!』


そう言って、門に向かう君を思わず引き留めて


「ちょっと待って!」


『何ですか?……き…恭弥さん////!!!?!』





抱きしめた。





内心、僕らしくないと考えてても


「……必ず、帰ってくるよね?」


『当たり前ですよ。///』


顔を赤くしながら苦笑いする君を見ると


「絶対?」


『どうしたんですか?』




どうしようもない不安が起きる。


「なんだか君が帰って来ない気がして。」


『私が嘘ついたことありますか?』


確かに君が嘘をついたことは無かったけど


「……ない。」


『なら、大丈夫ですよ!』


そう、笑いながら


「帰って来なかったら、咬み殺すから。」


『わかってますよ!』


駆け出した君を見ても不安が拭えなかった。





















それから数日

「恭弥、入るぞ。」


「何、綱吉。」


滅多に部屋に来ない綱吉が来た時


「……姫が死んだ。」


何を言われるかは想像していたけど


「何を言ってるんだい?」


受け入られなかった。


「っ……だから、姫が死んだんだ!!」


「姫は帰ってくるっ。」


「いいかげんっな……!!」




でも、綱吉が怒鳴った時に流れた




ひとすじの涙がそれを肯定していて





「ウソツキ。」





悔しかった












(君が僕に始めてついた嘘は)(とても残酷な嘘だった。)


――――――――――――――――――――――――――――
RIBOEN!マガ様に送ったもの。

初の企画投稿作品だったりする。


駄文だ・・・・・orz
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